【脳科学の視点から考える】子どものかんしゃくはどうすれば収まるのかを解説!

子育て

こんにちは、とーちゃんです!

子どもが「ちょっとしたことで感情が爆発してしまう」「泣き暴れだすとなかなか静まらない」と悩んだことはないですか?

かんしゃくとも呼ばれることがありますが、原因は様々です。

今回は脳科学の視点から、かんしゃくについて考え、どんな遊びがオススメなのかを分かりやすくお伝えします!

とーちゃん
とーちゃん

この記事はこんな人におすすめ!

  • かんしゃくについて知りたい人
  • 子どもがかんしゃくを起こしたときにどうすれば良いか分からない人
  • かんしゃくがある子にはどんな遊びが良いのか知りたい人

かんしゃくとは?

かんしゃくとは「大声をあげて泣いたり」「激しい奇声を発したり」する興奮を伴う混乱状態のことです。

かんしゃくは珍しいものではなく、多くの子どもが経験します。

2歳から4歳が最も多く、5歳以降になると減っていきます。

かんしゃくが起きる原因は「欲求不満」や「疲労」「空腹」など様々です。

とーちゃん
とーちゃん

5歳以降に減っていく要因の一つに脳の成長があります。

脳が成長することで、感情がコントロールできるようになります。

かんしゃくを落ち着かせる方法

かんしゃくを落ち着かせる方法でおすすめなのを1つ紹介します。

それは何か興味のあることへと注意を逸らすことです。

かんしゃくは不快な感情により起きていることがほとんどです。

かんしゃくは子ども自身でコントロールするのは困難です。

一度冷静になってもらうために情動を働かせます。

この時の情動は「喜び」「楽しい」「好き」など快の情動です。

例えば虫が好きな男の子がかんしゃくを起こしているとします。

その時に「あっ!大きいちょうちょだ」と声を出してみます。

すると、「どこ?どこ?」とさっきまで泣いていたのが嘘のように収まることがあります。

とーちゃん
とーちゃん

是非一度試してみてくださいね。

しかし、こういった方法は効果が一時的であり、根本の解決にはなりません。

かんしゃくを起きにくくするには脳を鍛えることが重要となります。

では、具体的にどうすれば良いのか説明していきます。

感情をコントロールするには前頭葉を鍛えよう

感情をコントロールするためには前頭葉の働きが重要となります。

前頭葉には怒りなどの感情を抑えるブレーキの機能があります。

かんしゃくが頻繁に起きる子どもは、このブレーキの機能が少し弱い可能性があります。

特に寝起きや眠い時にかんしゃくが起きやすくなります。

これは寝起き時や眠い時は脳の酸素量が少なくなっているのが原因です。

酸素量が少なくなることで、前頭葉の働きも弱くなり、かんしゃくを制御する力が減るためです。

とーちゃん
とーちゃん

子どもは脳が未発達なので、大人よりも前頭葉の働きも弱いです。

すぐに泣いてしまったり、怒るのもそのためです。

成長していくことで様々な感情を制御できるようになりますよ。

つまり、かんしゃくを減らすためには前頭葉を鍛えるのがポイントになります。

前頭葉を鍛える方法

前頭葉を鍛える方法は一つだけではありません。

また、前頭葉の成長は小学校入学以降に急激に伸びるとも言われています。

学校に行くことで、今までよりも多くの我慢や社会活動をするためであると考えられています。

今回は就学前の子どもが前頭葉を鍛えるにはどうすれば良いのかを紹介します。

1.運動する


運動することで前頭葉は活動します。

公園で遊具で遊んだり、友達と鬼ごっこやかくれんぼをするのも良いですね。

2.規則正しい生活を送る


これは前頭葉に限ったことではありませんが、規則正しい生活を送ることは脳の成長につながります。

「夜更かしせずにしっかり寝る」「朝昼晩ご飯をしっかり食べる」など、基本的なことですがとても大切です。

3.集中する課題を行う


3つ目は集中する課題です。

これは「計算」「音読」「パズル」などたくさんあります。

何かに集中すると前頭葉は活動します。

子どもは興味があることや好きなことへは集中力が持続しやすいです。

好きなことを上手く使って集中する状況を作ってみましょう。

右前頭葉の機能に注目

かんしゃくを減らすために前頭葉を鍛えることが重要なのですが、特に右前頭葉を鍛えるのがポイントです。

右前頭葉の機能の一つにメンタライジングと呼ばれるものがあります。

メンタライジングとは、自分自身を外側からみることであり、他者を内側からみる能力です。

かなり高次な機能ですが、円滑な社会生活を送るために必要な機能となります。

メンタライジングが働くと、大泣きして暴れている自分を客観的に見ることができますので、かんしゃくの制御にもつながります。

かんしゃくがある子どもにおすすめのおもちゃ

かんしゃくがある子どもには記憶を用いるおもちゃがおすすめです。

例えばこちらの恐竜メモリーのようなおもちゃです。

トランプの神経衰弱をイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。

裏返したカードの中から同じ恐竜のカードを当てるゲームです。

とーちゃん
とーちゃん

なぜ、記憶を用いたおもちゃが良いのか説明しますね!

先ほど右前頭葉の働きがかんしゃくの制御には重要だと説明したかと思います。

空間性ワーキングメモリーという機能が働いている時に、右前頭葉が活動します。

ワーキングメモリーとは、短い時間に複数の情報を保持し、同時に処理する能力のことです。

トランプの神経衰弱は空間性ワーキングメモリーの機能が必要となります。

ただトランプで神経衰弱するよりも、その子の興味のある物や好きな物で行った方ほうが良いです。

人は興味があるものや、自分の好きなものには注意力が働きやすくなります。

恐竜が好きな男の子なら、恐竜の絵カードを当てる遊びなどが良いでしょう。

乗り物が好きな子には、乗り物の絵カード当てもあります。

ポイントはその子どもが好きな課題で行うことです。

まとめ

今回は脳科学の視点から、かんしゃくについて書きました。

かんしゃくは本人もコントロールが出来ない状態にあります。

かんしゃくに対し親がイライラしたり、怒ると逆効果のことが多いです。

そんな時は「注意をそらす」「感情が落ち着くまで待ってあげる」ことが良いかと思います。

とーちゃん
とーちゃん

子育ては大変ですし心配事も多いかと思います。

ただ、親がイラだったりしていると子どもは感じとります。

心に余裕をもつことも大切ですね。

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